TREND1
質感の対比を付けた
異素材感のある組み合わせが増加
これからの住宅外観を考える上で、
ヒントとなる時代動向や生活者心理を整理してみました。
サイディングの柄や仕上げの進化とともに、ユーザーのニーズもより上質でクオリティの高い質感へとレベルがアップしてきました。
こうしたユーザーのニーズを背景に、異なった柄同士を対比させて質感の違いを際立たせるコーディネイトが増えてきました。またサイディング同士だけでなく、天然木を組み合わせる事例も増加しています。
ここ数年、ベース色として黒を使った事例が増えています。黒の持つ存在感や斬新さに注目するユーザーが増えた結果といえます。
同じ黒でも、柄は木目柄、ストーン柄、ボーダー柄と多様で、それぞれの持ち味を活かした使い方がされています。スタイル別では、INDIVITY STYLE やGRACE STYLE 箱型で使われやすい色となっています。
張り分けによるコーディネイトは、年々高度化しています。スタイリッシュな張り分けの魅力を活かすカタチの工夫もされています。
建物のファサード(正面)の形状に起伏(凹凸)を付けて、手前の面と奥の面を張り分けることによって、立体感や奥行感を表現する効果をねらった張り分けが増加する傾向にあります。
こうした時代動向や生活者心理を背景にした
3つの注目すべきトレンドをご紹介します。
白や黒などに代表される低彩度色が定番化しています。柄は小柄~大柄のストーン柄や木目柄、ボーダー柄などが人気です。
バルコニーでの張り分けや、ブロック状の張り分け、凹凸を活かした張り分けなどカタチの特徴を活かした張り分けが人気です。
切妻屋根、寄棟屋根以外に片流れ屋根や陸屋根、およびそれらを組み合わせた屋根も多く見られます。
タテ長窓やヨコ長窓、正方形の窓といった特殊窓の採用が継続しています。それらを組み合わせた窓も見られます。