イメージスケールには、ベーシックなイメージワードと配色の関係が体系化されており、カラープランニングに活用されています。
このイメージスケールを使って、サイディングの色柄の組み合わせを整理してみました。目的とする張り分けのイメージの方向性を検討したり、複数棟のコーディネイトの場合には、全体のイメージをどのあたりに絞り込むかなどといった具合に、デザインコンセプトの企画に役立てることができます。
住宅の外装材では派手な色は少ないため、軸の中心寄りの領域を拡大したものになります。
イエロー系やベージュ系のプレーン柄をベースに使い、オレンジ系や赤系のストーン柄やタイル・レンガ柄で張り分けます。
気分が明るく元気になるような、楽しさや華やかさを感じる組み合わせです。
ベージュ系やアイボリー系のプレーン柄に、ストーン柄や、タイル・レンガ柄、木目柄などを組み合わせます。
いつまでも飽きの来ない、気持ちがほっと落ち着く穏やかなコーディネイトです。
ブラウン系やセピア系の暗いトーンのタイル・レンガ柄やストーン柄に、明るいプレーン柄で張り分けます。
年月を経たような味わいのある、重厚で落ち着いた雰囲気が特徴の組み合わせです。
ベージュ系を中心としたプレーン柄に、ストーン柄やタイル・レンガ柄をデリケートなトーン差で張り分けます。
穏やかなトーンの組み合わせの中に、上品さと洗練された雰囲気を感じるコーディネイトです。
細かな柄のストーン柄や木目柄、プレーン柄に、白やメタリックカラーのボーダー柄を合わせ、コントラストを付けます。
ナチュラルな色柄にクールな質感を対比させた、現代的な新しさを感じるコーディネイトです。
グレイッシュなストーン柄やタイル・レンガ柄に少しトーンを変えた木目柄やプレーン柄などで張り分けます。
もの静かななかにも、知的で落ち着いた雰囲気を感じる、都会的なイメージのコーディネイトです。
ダークな木目柄やボーダー柄、ストーン柄をベースに使い、明るいプレーン柄と組み合わせメリハリ感を付けます。
ハードな明暗のコントラストが、キリッとした大人のセンスを感じさせる組み合わせです。
白のプレーン柄やストーン柄の全面単色張り、またはライトグレーのボーダー柄などと合わせ、全体の一体感を出します。
白の特徴であるクリアな清潔感や爽やかさが印象的なコーディネイトです。
メタリックなボーダー柄や、無彩色のモザイク状のストーン柄などを中心に組み合わせ、トーンもコントラストを付けて張り分けます。
クールで幾何学的な色柄の組み合わせが、斬新さと大胆さを感じさせるコーディネイトです。