人気で選ぶ?こだわりで選ぶ?
外壁材の種類・特徴をざっくりまとめました。
外壁材って何を気にして選べばいいんだろう。見た目の違いはなんとなくわかるけど、詳しい素材や機能の違いはよくわからない。
というか、それってそんなに重要なこと?そんなあなたに読んでいただきたい、外壁材の種類と特徴をざっくりまとめたコラムです。素材ごとのポイントをご紹介します。
日本の戸建住宅シェア70%超え
窯業系サイディング
ここがツボ!
1.カラーリングや柄デザインが豊富
多彩なデザインで幅広いコーディネイトに対応しています。
2.優れた耐久性・メンテナンス性
色あせや変色を抑える塗料や、汚れにくい防汚機能などの機能が充実。
3.工場生産なので品質が安定
規格がしっかりしているので同じ品質をキープ。
ここがちょっと
継ぎ目に入るシーリング材
サイディング同士の継ぎ目に、シーリング材という弾力のある素材を打ち込みます。継ぎ目が強調されてデザイン性を損ねるだけでなく、経年による劣化もあるのがネックです。
シーリングを使用しない工法も!!詳しくはこちら
施工例
軽くて、強くて、スタイリッシュ!
金属サイディング
ここがツボ!
1.軽量で躯体への負担が少ない
地震などの揺れによる建物への影響が少ない軽量素材です。
2.耐凍害性に優れている
寒冷地で使用した際に、寒暖の気温差で起こる素材の劣化(凍害)が起こりにくいと言われています。
3.スタイリッシュなデザイン
金属ならではの質感を活かした商品が人気です
ここがちょっと
リアルさにかける質感
たとえば石柄や木目柄、レンガ柄など、金属を曲げて柄をつくるので、再現性がいまいちに感じられることも。
先進技術でリアルなデザインの商品も。詳しくはこちら
施工例
手仕事だからこそのぬくもり。
モルタル
ここがツボ
1.やさしい素材感のある仕上がり
ナチュラルな風合いや、手仕事ならではの味のある仕上がりが人気です。
2.自由度が高いデザイン
職人がコテやローラーで表情を作っていくので、幅広い仕上げのオーダーが可能。
ここがちょっと
1.ひび割れが発生しやすい
地震などの揺れなどで、ひびが入りやすい素材です。躯体に水がまわってしまうので、こまめなメンテナンスが必要な場合も。
2.濃い色の発色が難しい
濃色をはっきりと発色させたいときは、下地の色がみえないように、厚めに吹き付ける必要が。
使うだけで輸入住宅の外観に
樹脂サイディング
ここがツボ
樹脂素材は強い
樹脂素材は水を吸収しないため、凍害の心配がありません。合わせて錆も発生しないので、過酷な日本の気候に最適な素材です。
ここはちょっと
デザインのバリエーションが少ない
軽量で薄い素材のため再現できる柄が少なくラップ調の柄がメイン。
施工例
「アルク」じゃなくて「エー・エル・シー」
ALC
ここがツボ!
1.耐久性の高いコンクリート素材
仕様によっては長期間メンテナンス不要といわれるほどの耐候性を備えています。
2.優れた断熱性
内部の無数の気泡により、外気の変化が室内に伝わりづらい素材です
ここがちょっと
吸水性が高い
塗膜の劣化によって内部まで水が浸入すると、無数にある気泡から寒暖差によりひび割れが発生することも。
頭ひとつ抜き出た高級感。
タイル
ここがツボ!
1.目をひく存在感
重厚な仕上がりでスタイルを問わずワンランク上の外観に。
2.高いメンテナンス性
無機質素材で構成されていることが多く、耐久性・耐候性に優れています。
ここがちょっと
初期コストが高い
高級外壁だけあって、他の外壁材よりコストがかることが多いようです。窯業系サイディングのおよそ2倍かかるといわれています。
外壁材の特徴比較
ソトカベコラム
編集部
外壁に真摯に向き合ってきたメンバーで構成されたチームです。メーカーならではの視点で外装の基礎知識からお役立ち情報まで幅広くお伝えします