アスベスト(石綿)使用の商品の製造状況について
2006年11月23日
旭トステム外装株式会社
当社および旭硝子株式会社、トステム株式会社で製造およびOEM販売された窯業系サイディングの現在及び過去のアスベスト(石綿)使用の状況についてとりまとめご報告させていただきます。
なお、2006年9月1日より、「労働安全衛生法施行令」および「石綿障害予防規則」の一部が改正され、これら法令に基づく規制の対象となる物の石綿の含有率(重量比)が「1%を超えるもの」から「0.1%を超えるもの」に改められました。これらの法改正に伴い、当社および旭硝子株式会社、トステム株式会社で製造およびOEM販売された窯業系サイディングのアスベスト(石綿)使用状況を改訂いたしました。
記
1. 当社におけるアスベスト(石綿)含有品の製造およびOEM販売履歴
会
社
名 |
商品
|
(生産工場名・OEM) |
石綿を使用し
生産していた
期間(西暦)
OEM品は
販売期間 |
使用していた石綿の種類 |
石綿含有率
(%) |
本体or部材 |
商品名 |
旭
硝
子 |
本体※2 |
ほんばん |
北九州工場 |
1981-1989 |
クリソタイル(白石綿) |
4.95% |
本体※2 |
ほんばん |
鹿島工場
※1 |
1986-1989 |
クリソタイル(白石綿) |
4.95% |
本体
※2※3 |
ほんばん |
鹿島工場※1 |
1989-1995 |
クリソタイル(白石綿) |
1%未満 |
周辺部材 |
同質出隅 |
OEM |
1984-1988 |
クリソタイル(白石綿) |
4% |
周辺部材 |
幕板
(RKD,RKHF,
RN以外) |
OEM |
1985-1988 |
クリソタイル(白石綿) |
4% |
周辺部材 |
幕板
(RKD) |
OEM |
1998-2001 |
クリソタイル(白石綿) |
1%未満 |
周辺部材 |
笠木
(RKA,RKB) |
OEM |
1987-1988 |
クリソタイル(白石綿) |
4% |
周辺部材 |
笠木
(RKC) |
OEM |
1998-2001 |
クリソタイル(白石綿) |
1%未満 |
周辺部材 |
化粧柱
(RN以外) |
OEM |
1985-1988 |
クリソタイル(白石綿) |
4% |
周辺部材 |
窓飾
(RN以外) |
OEM |
1985-1988 |
クリソタイル(白石綿) |
10% |
ト
ス
テ
ム
|
本体 |
セラディング |
トステムセラ
(株)成東工場 |
1987-1989 |
クリソタイル(白石綿)
|
5% |
本体 |
セラボード |
トステムセラ
(株)成東工場 |
1989-1989 |
クリソタイル(白石綿)
|
5% |
本体 |
セラミックウォールSシリーズ |
OEM |
1997-2002 |
クリソタイル(白石綿)
|
4% |
本体 |
セラブリックベース |
トステム成東(株) |
1989-1998 |
クリソタイル(白石綿)
|
3~4% |
本体 |
セラブリックベース |
OEM |
1987-2001 |
クリソタイル(白石綿)
|
15~20% |
本体 |
セラブリックベース |
OEM |
1998-2000 |
クリソタイル(白石綿)
|
9% |
周辺部材 |
セラミックウォール
Sシリーズ
同質出隅 |
OEM |
1997-2002 |
クリソタイル(白石綿)
|
4% |
周辺部材 |
セラモール |
東洋セレックス工業(株)土浦工場 |
1987-1992 |
クリソタイル(白石綿)
|
3% |
周辺部材 |
セラモール |
つくばトステムセラ(株)土浦工場 |
1992-1998 |
クリソタイル(白石綿)
|
3% |
周辺部材 |
セラモール |
トステム成東(株) |
1998-2000 |
クリソタイル(白石綿)
|
3% |
周辺部材 |
デコモール |
東洋セレックス工業(株)土浦工場 |
1987-1992 |
クリソタイル(白石綿)
|
3% |
周辺部材 |
デコモール |
つくばトステムセラ(株)土浦工場 |
1992-1998 |
クリソタイル(白石綿) |
3% |
周辺部材 |
デコモール |
トステム成東(株) |
1998-2000 |
クリソタイル(白石綿) |
3% |
※1:窯業系サイディングの一部特注品(ほんばんでは無い)においては1995年まで白石綿を使用しております。
※2:本体を使用した同質出隅を含みます。
※3:2006年9月1日よりの労働安全衛生法施行令および石綿障害予防規則の一部改正に伴い追加しました。
・1989年~1995年まで、※1の特注品(ほんばんで無い)を併産しており、工場で発生した特注品の廃材
をほんばんにもリサイクルさせていました。このため、この期間に製造したほんばんの一部に、石綿含有率
が1%未満のものがあります。
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2. 現在の商品にはアスベスト(石綿)を使用しておりません。
3.旭硝子社、トステム社で製造した窯業系サイディングの石綿による健康面への影響の例は現時点では確認されておりません。
4. 当社は関連法規の遵守をしており、今後も遵守してまいります。
5.アスベスト含有品の解体工事、廃棄処分について
アスベストを含有する窯業系サイディングは、「アスベスト成形板」です。
解体や張替え作業、廃棄物として排出する場合は以下に示す法律・指針等に従って作業や処理を適正に行ってください。
・解体、張替え作業 石綿障害予防規則(石綿則) (平成17年7月1日施行、平成18年9月1日改正)
・廃棄物として排出 非飛散性アスベスト廃棄物の取扱いに関する技術指針※ (平成17年3月30日 環境省通達)
※http://www.env.go.jp/recycle/misc/asbesto.pdf
詳しくは、最寄の自治体や労働基準監督署にお問い合わせください。
補足、関連法律
2004年10月1日より、石綿含有建築材料製造禁止
2006年3月31日より、石綿含有建築材料の全面販売禁止
労働安全衛生法
石綿障害予防規則(石綿則)
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