思い出も外壁も、塗り替えずに重ねよう。
家族のために、外壁の「重ね張りリフォーム」
外壁のリフォームといえば、塗装によるリフォームを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。 このコラムでは、再塗装に比べてバリエーション豊富でコストパフォーマンスも高い「重ね張りリフォーム」をご紹介します。家を建てて数年経ち、そろそろリフォームをとお考えの方は、ぜひ本コラムを参考にしてみてください。
重ね張りリフォームとは?
重ね張りリフォームとは、既存の外壁の上に新しい外壁を重ねて張っていく外壁リフォームの方法です。 外壁を重ねて張るため、外装材の重量が増えるというデメリットもありますが、旭トステム外装で扱う金属サイディングや樹脂サイディングは非常に軽いため、重ね張りリフォームにもおすすめです。
金属サイディングとは
金属サイディングとは、ガルバリウム鋼板などの金属の表面材と、ラミネート紙などの裏面材で、断熱材をサンドイッチした外壁材です。 窯業系の外壁材に比べて軽量で建物への負担が少なく、既存の外壁の上から重ねて張ることができます。
樹脂サイディングとは
樹脂サイディングとは、塩化ビニール樹脂を素材とした非常に軽量な外壁材です。施工時にコーキング材を使わない※ことから、一般的な窯業系サイディングと比べ外壁材のつなぎ目が目立ちにくく、コーキングのメンテナンスが無いという特長があります。
※建物の形状等により部分的に使用する場合もあります。
「再塗装」よりも「重ね張り」がおすすめな理由
素材で見る重ね張りリフォームの効果
金属サイディング
屋外を夏と想定した実験の様子
屋外を夏と想定して、太陽光を模した赤外線ランプを屋外側から照射。室内内装の温度変化を測定しました。塗装や既存の壁に比べ、金属サイディングでは温度上昇が抑えられていることがわかります。
樹脂サイディング
一般的な窯業系サイディングの重さの約1/10の樹脂サイディングは、特に建物に重量負担をかけない重ね張りリフォームが可能です。 また、素材として樹脂が使われているので、寒冷地で外壁の凍害が発生する地域や、海岸付近など塩害が懸念される地域での使用にも適しています。柔軟性のある樹脂素材はキズやヘコミが付きにくく、軽い汚れであれば水洗いで落せる為、日々のメンテナンスも手軽に行えるという特長もあります。
今すぐチェック!リフォームサイン
壁面に以下のような状態が発見されたら外壁劣化のサインです。ひとつでも当てはまったら、外壁リフォームの検討をおすすめします。
重ね張りリフォームによる施工事例の紹介
事例1
経年変化がもたらす自然なヴィンテージ感を繊細に表現したデザインの外壁材「d METAL001」を使用。繊細な凹凸とマットな質感で、インダストリアルテイストの外観を演出します。
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事例2
使い込まれたような味わいの錆石調と、高級感を印象づける大理石調が特長のソリッドボーダーと、 縦張りで垂直に伸びる意匠が特徴的なジオストラプSを組み合わせることで、建物が現代的な印象に甦ります。
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事例3
外壁のメイン部分は樹脂サイディングの重ね張りリフォームで鮮やかな印象に変化させながら、既存外壁のレンガ部分を残すことで他には無い個性を演出しています。
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リフォームで家の印象を変えるだけでなく、将来的なメンテナンスコストにも優れた「重ね張りリフォーム」。使用するサイディングの種類それぞれの特長を理解した上で、ご自宅にふさわしい重ね張りリフォームを選んでみては如何でしょうか。本記事の内容も、ぜひ選定の際の参考にしてみてください。