- スタイルガイド「美住」
- 外観コーディネイトの手順
- カラーシステムとは
色の分類方法や体系的に整理されたカラーシステムの知識を身に付けることによって、
配色のスキルアップや景観の色彩ガイドラインの理解にも役立ちます。
色は色みの感じられる有彩色と明暗だけの無彩色に分けられます。有彩色を規則正しく並べると色相の環(色相環)となります。住宅の外装材は、橙(YR 系)を中心に、赤(R)、黄(Y)、無彩色系(N)が最も良く使われます。
これらは木や土、石といった自然素材の色であり、心理的な落ち着きをもたらし、景観に対しても調和しやすい色であることが要因となっています。
■有彩色の色相環
■無彩色
色は色みの感じられる有彩色と明暗だけの無彩色に分けられます。有彩色を規則正しく並べると色相の環(色相環)となります。住宅の外装材は、橙(YR 系)を中心に、赤(R)、黄(Y)、無彩色系(N)が最も良く使われます。
これらは木や土、石といった自然素材の色であり、心理的な落ち着きをもたらし、景観に対しても調和しやすい色であることが要因となっています。
カラーシステムは、色を正確に記録・伝達するという目的で考案された体系です。
日本では、色相、明度、彩度の3つの属性で整理するマンセルシステムが広く普及しています。
■40色相環
マンセルシステムでは全色相が40に分けられ、明度と彩度の目盛りで区切られたマトリックスで整理されています。
■明度と彩度(色相 2.5R)
良好な景観作りの為に、建築物を対象に色彩のガイドラインを設ける自治体が増えています。住宅の場合、風致地区や歴史的街並み保存地域、自然景観の保全地区などが景観形成重点地域として扱われるケースが良く見られます。
色彩基準はマンセル値によって地域別に推奨色の範囲が示される場合がほとんどです。数値の範囲内の色彩を使うだけでなく計画予定地周辺の環境色を調べ、街並みのまとまりや調和を確保する色彩を選ぶことが大切です。
■マンセル値による色彩範囲の例
■色相10YR を例にした明度と彩度の推奨色範囲